備忘録。
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世田谷美術館の「瀧口修造 夢の漂流物 同時代・前衛美術家たちの贈物1950s〜1970s」を見に行く。
数年前に松濤美術館であった瀧口修造関連の企画展は瀧口本人の制作したデカルコマニーや本のオブジェなどが中心だったが、今回はむしろ、瀧口周辺の芸術家が制作し、瀧口がコレクションしていたものが中心になっている。 ガラクタでありオタカラであるというような品々だが、武満徹の絵画、磯崎新の「モンロー定規」、ルーチョ・フォンタナの陶器など、珍品が見られる。 14:00から、高橋悠治のピアノによるミニライブ。 曲目は、 ・武満徹「遮られない休息」(瀧口の詩集『妖精の距離』の中の一編をモチーフにした曲) ・武満徹「閉じた眼」(ルドンの絵のタイトルにもとづき、瀧口の追憶に捧げられた曲) ・バッハ「マタイ受難曲」より「主よ、あわれみ給え」(高橋悠治編曲) 最後の「主よ、あわれみ給え」は、武満が愛聴した曲だったとのこと。 バッハの曲が端正なグリッドだとすれば、高橋悠治の編曲・演奏は、そのグリッドの両端をつまんで持ち上げてふにゃりと歪ませたような印象だ。
by rinopo
| 2005-02-19 23:00
| 展覧会
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